学びの特長
主体的な学びを促す仕組み
少人数教育
自主的に考える学習態度を育むため、埼玉医科大学では少人数制の授業を数多く採用しています。SGD(Small Group Discussion)、PBL(問題基盤型学習:Problem-based learning)などの授業形式を積極的に取り入れているほか、実習・演習の機会も多数。学生が自ら考え、答えを導くプロセスを学べるのが特徴です。密度の濃い少人数教育によって、明確に意見を伝えるだけでなく、他者の考えを理解するコミュニケーション能力も同時に高めていきます。実習後のアンケート調査でも学生の満足度は高く、勉学に対する良い刺激を生み出しています。
課外学習プログラム
夏休み・春休み限定の「夏期プロ」「春期プロ」、通年実施される「通年プロ」からなる課外学習プログラムを用意しています。医学部・保健医療学部の学生は、各学科から提出された160以上のテーマから参加したいものを選択し、医療の現場や医学研究、医療従事者の日常などを体験します。特に低学年向けの医療現場での体験実習はEEP(Early Exposure Program)として重宝されており、臨床実習の前に現場の空気を感じられる貴重な機会となっています。また、これらのプログラムは医学研究に挑むマインドの涵養にも役立っています。将来臨床医の道を目指す場合でも、学生時代に研究に触れることでその重要性を認識できます。
社会状況に対応した全学的な教育プログラム
急速な少子高齢化や、都市への人口集中が引き起こす過密・過疎など、現代社会にはさまざまな問題が生じています。その一方で、データサイエンス・AIといった有用な技術が浸透し始めていることも見逃せません。埼玉医科大学ではこうした社会状況を捉え、医学部・保健医療学部の全学生が参加できる教育プログラムを用意。段階的に知識を修得できるよう設計された学びで、学生一人ひとりの能力を着実に伸ばします。プログラムを修了した暁には、社会や時代を見通す視野と実践的なスキルが身に付くことでしょう。
春季海外語学研修
英語のスキルを磨きながら海外の医療を肌で学ぶ
サンフランシスコ、バンクーバーの2都市で、医療に関連した英語の能力を高めることを目的(English for Health Science Purposes/EHSP)としそれぞれ2週間の語学研修を行っています(希望者のみ)。医療関連英語の学習、病院見学、交流のほか、ホームステイも実施されます。英語によるコミュニケーション能力の向上だけでなく、現地の医師・医学生・看護学生や病院スタッフ、ホストファミリーとの交流を通じて異文化も体験。研修終了後には現地語学学校の修了証書(Diploma)が発行されます。
※研修実施先は年度によって変更されることがあります。
医学部
6⼈に1⼈が海外で医療を学べる学生相互交換留学制度(5・6年次)
英語面接などによる選抜試験に合格した5年生20名が海外の大学で医療を学びます。夏休みなどの4週間、学生は提携校と大学病院での臨床実習(CC:Clinical Clerkship)を通して、研修や現地学生との交流を経験。海外の医療の現場を目にすることで、国際的視野の育成に役立つだけでなく、将来、海外で活躍する土台となるでしょう。