医師国家試験対策 医学教育センター医学部領域
卒前医学教育部門学力増進室

卒業生の医師国家試験合格率


「すぐれた臨床医」になるためには、臨床実習などを通して実践力を磨くことはもちろん、医師国家試験を意識した勉強に取り組むことが不可欠です。しかし、1・2年次は勉強の仕方が分からなかったり、3・4年次は臨床医学を修得するための知識の多さに圧倒されたりと、問題にぶつかることが少なくありません。さらに、5・6年次では、臨床実習を行いながら卒業試験・国家試験に向けて勉強を重ねなければならず、非常に忙しい毎日になります。埼玉医科大学ではこのような状況に対応するため、学力増進室を設け、室員や各学科教員によるきめ細やかなサポートで、一人ひとりの学びを支えています。

2026(令和8)年2月に実施された第120回医師国家試験では、本学の新卒者・既卒者を含めた全体131名が受験し、うち123名が合格しました。合格率は全国平均の91.6%に比べ、93.9%とほぼ同率。2024(令和6)年からの3年間の数値を比較すると、合格率は全国平均と同程度または少し上回っていることが分かります。

医学教育センター医学部領域
卒前医学教育部門学力増進室

各年次の学びに応じたきめ細かなサポートで、医師国家試験合格者を多数輩出

医師国家試験の合格を掴むには、入学後から着実に学びを積み重ねることが重要です。学力増進室は、6年間を通して学力向上を支援するためのさまざまなサポートを行っています。1~5年次では、学業面で不安が見られる学生に対して補講を行い、早い段階から学業でのつまずきを防止。卒業試験・国家試験に向けて勉強する6年生には、必要に応じて教員が助言や指導を行うサポーター制度を実施しています。他にも、ナイトセッションなどの補講、面談など、不安や悩みを抱えながら勉強に励む学生の心に寄り添い、問題を解決するための取り組みを続けています。

学習棟

6年生は勉強会班(1班4~7名)を作り、授業終了後、学習棟にある自習室でグループ学習を行います。共に学ぶことで苦手分野の克服に役立つだけでなく、お互いのモチベーション向上も期待できます。学力増進室は、班長を通してグループの状況を定期的に確認します。

落合ホール(学生ホール)

落合京一郎初代学長にあやかって命名された、地上2階・地下1階の建物「落合ホール」。大きな自習スペースがあり、合計約340名が個人やグループで集中して勉強できます。また、ロッカー室にはシャワールームやドレッサーがあり、臨床実習後の学習にも活用されています。

学力増進室の医師国家試験対策

  • ナイトセッション
  • 映像講義(web)
  • 実力試験(学内)
  • サポーター制度
  • 特別ナイトセッション
  • 必修テキスト作成・配布
  • 模擬試験(学外)
  • 合宿
  • 確認テスト(web)
  • 面談(個別・勉強会班別)

INTERVIEW (合格者の声)

「師弟同行」の精神と手厚い国試対策。
3病院の強みを生かした学びが、医師としての基盤を築きます。

臨床研修医 西村 理芳 先生
(2025年 3月卒業)

本学には「師弟同行」という、先生や先輩が後輩を手厚く指導し、それをまた次代へ繋ぐ精神が根付いています。「解剖学」の講義では、先生が基礎から臨床への応用まで丁寧に教えてくださり、試験対策だけでなく現在の研修医としての手技にも役立っています。6年次の「地域実習」では、在宅医療の現場を回ることで公衆衛生の知識を具体的にイメージでき、試験勉強の大きな助けとなりました。また、国試に特化した「ナイトセッション」では、的中問題が出るほどの質の高い指導に加え、臨床現場での優先順位の付け方も学びました。県内に3つの病院を持ち、多くのスペシャリストから直接学べる環境は本学ならではの強みです。将来は研究マインドを併せ持つ医師として、新たな知見を追求し、より良い医療を届けていきたいです。