
【臨床検査技師】検査室の壁を越え救急医療の現場へ出向き、臨床検査技師の可能性を探る。
「採血管は患者さん」という教えを守り、
細心の注意と丁寧な検査で安心を届ける。
臨床検査技師として、生理機能検査室で心臓と血管の超音波検査を担当しています。2023年5月からは、救急センターの診療チームの一員としても活動。超音波検査は超音波で患者さんの心臓などを見る検査で、体にメスを入れることなく心臓や血管の状態を調べることができます。心臓の場合、弁や心臓の筋肉の動き、心臓自体の構造が変異していないかなどを検査します。血管の場合は、血管が詰まったり血の塊ができたりしていないかなどを調べます。最近では、3D機能を使うことで対象となる器官を立体的に捉え、より詳しく調べられるようになりました。
超音波検査は患者さんと接して行うので、安心を促すために丁寧な説明と声掛けに心を配っています。また、血液などの検体を扱う検査は、大学時代の病院実習で学んだ「採血管一つひとつを患者さんだと思って丁寧に扱う」という意識を持って取り組んでいます。そういった心掛けがヒューマンエラーを防ぎ、患者さんの負担を減らすことにつながると信じています。
検査室を飛び出し、救急センターへ挑戦。
臨床検査技師の可能性を発信し続ける。
子どもの頃から医療系の職種に憧れがあり、高校生のときに臨床検査技師の仕事を知って、保健医療学部臨床検査学科に進学しました。4年間臨床検査について学び、卒業後、実際に職に就いて感じたのは、検査室内での仕事が多く、院内の他職種の方々や患者さんとの距離が思ったよりも遠いということでした。「もっと臨床に関わりたい」。その思いが強くなり始めたとき、救急センターでの勤務について意志を聞かれ、「ぜひやらせてください」とお願いしました。現在は、生理機能検査室と救急センターの両方で医療に携わっています。
臨床検査技師はとても大切な役割を担う職種ですが、病院内での認知度はまだ低いと感じます。病理検査や輸血検査、不妊治療に関わる検査まで、幅広い分野で活躍の場が広がっているのでこれからアピールしていきたいです。救急センター勤務をきっかけにして、他の医療従事者にも臨床検査技師の重要性を伝え、専門職としての役割を広く理解してもらうことを目指しています。
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埼玉医科大学病院 中央検査部 野村 和弘 さん
大学卒業後3年間、化学免疫検査に従事。
その後、現在まで生理機能検査室で心臓・血管超音波検査を主に担当。
医師の働き方改革によるタスクシフティングに伴い、2023年5月より救急センターに勤務。
臨床検査技師業務の責任者として管理運営にも携わる。





